遷延性意識障がいの弟を介護する

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zoom RSS 気道食道分離手術の可能性

<<   作成日時 : 2015/11/17 02:14   >>

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この手術は、約10年前、発症後数カ月の弟が当時の主治医に打診されている。
胃ろうにしても一向に痰が減る気配もなく、肺炎を繰り返している中の話だったので、姉としてはだいぶ気持ちが傾いた。
脳卒中闘病患者同士の掲示板にも相談してみた。
答えてくださった方数名が、強くその手術を勧められた。
肺炎が命取りである事、手術によって失う“声”は、他のコミュニケーション手段で補えば良い、という意見が大半。
だが、『これ以上息子の体に傷をつけたくない』『声をだせなくなるなんてとんでもない』という母親の強い反対もあり、肺炎は何とかやり過ごそう、と言う方向になった。

その後の状態は、相変わらず。
肺炎には年3・4回も罹患してきた。
快方に向かうかも?と期待された時期もあったのだが、やがて慢性気管支炎となり、酸素が欠かせない状態になってしまった。
さらに2014年の尿路感染症・肺炎・心不全の治療のため、中心静脈栄養療法まで行われた。
以前の主治医からは、『在宅にするなら早い方が良い』と、これからの道が決して安心できるものではないことを指摘されている。

転院後の現在は、酸素2リットル供給で、sp02は比較的落ち着いているのだが、咳が出にくくなり、上がって来なくなった痰の色は、それまでの白色とは違い、薄いクリーム色か時には濃い黄色。
高熱こそ出ないものの、微熱、或いはそれよりもやや低い状態で、顔だけがほてっている。
炎症反応を表す数値もあまり良くない。
このまま、はらはらしながら見守るしかないのか、肺炎になったらその都度抗生物質で叩くしかないのか。それがいつまで続くのか。


そんな中、『気道食道分離手術を受けた』『これから受ける』という話がちらほら聞かれ、また実際にその経験者にもよくお会いするようになった。
大学病院からカニューレ交換に来られている小児科医から勧められて、手術の運びとなった例が多いようである。
ただ、手術を受けた方々は、体と意識の回復は著しいが、嚥下に難がある人が多い。
食べる事による誤嚥性肺炎を回避するために手術を受ける、と言うのだ。
弟のように、命を救うための切羽詰まった状態とは明らかに違う。
もし手術で良くなる可能性があるのなら、その小児科医から話がある筈、とも考える。
また、弟の体と心の状態が手術に、特に全身麻酔に耐えられるかどうかも疑問であるし。

そんな中ネット検索をしていて、新しい事例にであった。
声門閉鎖術
今までの気道食道分離手術より、患者に負担をかけない方法のようだ。
しかし、その方法では、肺の状態が悪くなってからでは遅いそうで、発症後間もなく手術を受けた例が大半のようである。
さらにネット検索しても新たな道は見えてこない。

ところが、ある日、Oさんのご家族からお話を聞いた。
ご病人は、従来の気道食道分離手術を受けるために紹介されて、急性期の病院へ移ったのだが、手術の為の検査結果が悪いために、断られて戻って来られた。
が今度は別の術式で手術を受けると。しかもなんと部分麻酔で。

続く。

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