遷延性意識障がいの弟を介護する

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zoom RSS 5月30日から6月9日 超可愛げのある隣人

<<   作成日時 : 2012/06/10 16:27   >>

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ブログ仲間が可愛げについて書かれた http://ameblo.jp/19840407c1987t/entry-11265517638.html が、その後、それについて深く考えさせられる事が当方の身にも起きた。

約1週間前の午後1時。
いつものように弟の病室に入って行くと、突然、ウギャーとも、ギャオーとも形容のしがたい叫び声がした。
声のする方を振り返ると、なんと約2年前、同じ部屋でこちらにさんざん迷惑を掛け続けた末に移動していった○○新之助(仮名)がいる。
恐ろしい形相でこちらをにらみながらわめいている。

なんで新之助が弟の部屋にいるのかわからないまま、立ちつくしていると、部屋の担当看護士があわてて駆け込んできて、『新之助ちゃま、新之助ちゃま、少しは我慢しないとだめなのよ』と言いながら、ベッド回りをカーテンで覆ってしまう。

???

私が何か新之助に我慢をさせなくてはならない事をしたのか?

それより、いったい、なぜあいつが同じ部屋にいるのか?

訳がわからないまま、ふーみんのリハビリやら腹臥位をする。
次第に耳鳴りと頭痛までしてきたのだが、部屋を出るわけにはいかない。

結局、午後の1時から3時半までわめきどうし。
夕飯が始まろうとする時間になって、担当看護士が『余り泣くとまた頭の血管が切れてしまうよ』と言い、やっと声がやんだ。
大汗になったパジャマを着替えさせてもらったようだ。

その間、看護士、介護士、主任、師長、看護課長、異動になったスタッフまでもが次々と部屋に来て、カーテンの中の新之助を慰めに入っていた。
『新之助ちゃま、新之助ちゃま』
『男だろ、我慢しないとだめだよ』
『少しは折れないと』などの声が漏れ聞こえる。

たぶんその中には、ふーみんの姉の悪口も入っているだろう。
以前から、新之助が泣き始めると、
『どうしたの?誰にやられたの?私がやっつけてやるから』と慰める人が多かったから。

『私は何もしていませんよ、ただここにいるだけです』と心の中で呟くよりなかった。
病人には勝てないので。
しかし、ああいう慰め方もある程度理解はするけれど、本当のところこちらはおもしろくない。


やっと、担当看護師が、
『すみませんでした。今までいた部屋でトラブルが起こり、他の部屋を探したのですが、どうしても都合がつかなくて』と説明する。

トラブルも起こるだろう。
あんな調子で誰にでも接するのだから、怒りだす人もいるだろう。

どの部屋に行っても、頻繁に来る患者の家族に泣きわめくか、数時間、じっと睨み続けている。
スタッフが他の患者にやさしい声を掛けると泣きだす。

ふーみんの姉の事は、特に気に入らない。
ほぼ毎日病院に来て、長い時間滞在するから。
熱心に弟の世話をしているから。


○○新之助。
脳動脈りゅう破裂で手術の後、この病院に入っている。
入院歴はふーみんより長い。

自我が強烈。
若い人、きれいな人、自分だけを特別チヤホヤしてくれる人が好き。
以前、とても親切なM看護師(誰にも親切なので新之助は気に入らない)の指を噛み切った現場に居合わせた。
ぽたぽた血の流れる指を抱えてナースステーションに飛んで行かれたMさん。
数針縫われたそうだ。
他の看護師に謝るように促されても絶対首を縦に振らなかった。

新之助に嫌われておむつ替えもさせて貰えないスタッフもいる。
辞めてしまったスタッフもいたな〜。


○○新之助。
40代半ば。
意識清明。
約1年前、気管切開部のカニューレが取れた。

あれが高次脳機能障害とは到底思えない。
単なる性格の問題なのでは。

ふーみん、N君、Hさん、3人が遷延性意識障がいで、不満を訴える事も出来ないから、この部屋に回されてきたのだ。


新之助への特別扱いは以前からひどかった。

同室の人の具合が悪い時も、テレビの音量を絞ることも、イヤホンをつける事もしない。
スタッフが音量を強引に下げたら、抵抗してハンガーストライキをする!!!
何か気に入らない事があると腹臥位をやらない。
おいしいお菓子を特別に食べさせてもらう。


帰り際、カーテンの端から見えた新之助の寝顔。
まるっきり子供の表情。
可愛げと言えばこれ以上の可愛げはないだろう。

人間の気持ちと言うのは不思議だ。
通常の大人は、毎日忍耐と努力の中で暮らしている。
だから、わがままな人間、自由に生きている子供のような人間に魅かれる。
ある種の憧れがあるのだろう。
自分が迷惑をかけられるのでなかったら。






酸素吸入 0.7〜1リットル(内緒で調整中)


5月30日(水)弟12:27〜16:00

起きている。
体温35.7度 酸素飽和度92〜93% 心拍数51
車椅子の散歩 60分
酸素停止時間 60分
リハビリ 30分(右が非常に固い
吸引 1回



5月31日(木)姉13:06〜19:00

起きている。
体温36度 酸素飽和度96% 心拍数52
車椅子の散歩 45分
腹臥位療法 34分
酸素停止時間 80分
リハビリ 47分
爪刺激・血管マッサージ 30分
ST+口腔ケア
吸引 4回
23:00 ピコス6滴



6月1日(金)
弟13:04〜15:40頃

起きている。
体温35.9度 酸素飽和度87% 吸引 → 96% 心拍数57
リハビリ 55分
ST(NO先生) ほうじ茶を薄めた物、桃味のキシリトールガム
吸引 3回
排便 9:00 7多


姉15:50〜18:56

眠っている。経管中。一時眼が覚めたが、また眠る。
爪刺激・血管マッサージ 50分
リハビリ 40分
ST+口腔ケア
吸引 3回
体温 36.2度 酸素飽和度93% 心拍数57



6月2日(土)姉13:10〜18:30

起きている。
体温36.4度 酸素飽和度 89〜94% 心拍数52
リハビリ 65分
車椅子の散歩 80分
酸素停止時間 80分
ネコミミ
足指解放 90分
爪刺激・血管マッサージ 45分
ST&口腔ケア
吸引 3回


6月3日(日)姉18:03〜19:16

体温 35.9度  酸素飽和度93〜96% 心拍数58
口腔ケア
吸引2回
排便9:00 6多(ピコス無し)



6月4日(月)姉13:16〜19:06

起きている。ナース口腔ケア中
吸引 6回
車椅子の散歩 60分
腹臥位療法 30分 92%位からだんだん上がって行き最後の5分間ほどは100%
酸素停止時間 90分
リハビリ 50分
爪刺激・血管マッサージ 50分
足指開法 60分
ST+口腔ケア
排便 10:00 6多(ピコス無し)



6月5日(火)姉13:06〜19:30

体温36.2度 酸素飽和度95〜96% 心拍数50
吸引 5回(排出多し、午前中も多かったとのこと)
車椅子の散歩 105分
酸素停止時間 105分
ST 氷+冷え冷えスプーン+飴 余り反応が良くない。飴も飽きたか?
足指解放
爪刺激・血管マッサージ20分 
リハビリ 55分



6月6日(水)
弟12:32〜16:00

起きている。
体温36度 酸素飽和度93% 吸引 96% 心拍数51
リハビリ 25分
車椅子の散歩 50分
酸素停止時間 50分
吸引 3回
排便 10:00 6多(ピコス無し)


姉17:30〜19:10

眠っていたが起きた。
体温35.7度 酸素飽和度94〜96% 心拍数60
口腔ケア
吸引 2回

***
TAさんTUさんのお見舞い。
元同僚のおふた方が、ふーみん定年退職の後も来てくださる。
眠そうにしているのだが、職場の話題に昔を思い出したのか、興味深げに聞いている。
お忙しい中来てくださるお二人のご厚意に感謝。
しかし、新之助のいびきもどき(嫌み)が聞こえてきていたので、また泣きださないかと少し気になった。



6月7日(木)姉13:06〜19:16

眠っていたが、痰でむせて起きた。
体温36度 酸素飽和度96% 心拍数53
車椅子の散歩 45分
腹臥位 30分 91%〜95%
酸素停止時間 75分
リハビリ 50分
爪刺激・血管マッサージ 40分
ST&口腔ケア
吸引 6回
主治医の診察無



6月8日(金)
弟13:04〜16:00

起きている。
体温35.3度 酸素飽和度95% 心拍数49〜50
リハビリ 40分

***ST(NO先生) 
薄めたほうじ茶をブラシから吸う、スプーンですくって飲ませてもらう。
桃味のガムを噛む。左の方が良く噛む。→ 当然ながら、病んでいるのは右の脳なので、首から上は右の動きが悪い。
吸引 なし?


姉17:30〜19:00
起きている。真っ赤な顔をしている。
体温36度 酸素飽和度93% 心拍数60
口腔ケア 
足指解放 60分
吸引 2回



6月9日(土)姉13:06〜19:20 

起きている。
体温 35.7度 酸素飽和度94〜96% 心拍数52
車椅子の散歩 100分
酸素停止時間 100分
リハビリ 65分
爪刺激・血管マッサージ 55分
口腔ケア
吸引 4回

***
ピコス無しでの排便が一日置きだが3回続いた。
脚の運動が効いているかも。


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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
ふーみんのお姉さん!
読んでビックリです!
大変なことになっていたんですね…
その患者さんの家族はどう思っているんでしょう。
病院側はその人を個室対応にすべきだと思います。
お姉さんとふーみんさんのストレスが心配です…

その患者さん、可愛くないです(-_-#)


2012/06/10 23:51
風さん。
大変な時にありがとう。

良く考えるとばかばかしい事なんでしょうが、またしても病院側の対応に不信感が出てきたので書いてしまいました。
遷延性意識障がい者はどこまで軽く扱われるのでしょう。
ただ、少々考えていることがあるので、ちょっと静観中です。

家族はめったに来ないのですよ。
美人と評判の30代半ばの奥さん、最後に私が見たのはおととしのクリスマスです。
ふーみんの姉
2012/06/11 00:24
それはまた随分とヒドい目に合わされてるんだね〜(。>0<。)

周りの人達が彼をチヤホヤするのは、多分、またキレられたら厄介だから面倒だから、なんだと思う。親切にしたって指を噛み切られちゃうんでしょ?たまったモンじゃないわ〜(`ε´) 私も、それは障害じゃなくて性格なんだろうと思ったよ。

もちろん彼にだって入院する権利はあると思うけど、その為に、ふーみんさんや姉さんの正常な入院生活が脅かされるのは許しがたいね。\(*`∧´)/

ギャフンと言わせてやりたいだろうけど今は大人の対応で、いつか「反撃の時」を狙おう!!(*^-^)b




sally
2012/06/11 01:14
sallyさん。

今まで散々我慢させられてきて、やっと別の部屋へ行ったと思ったらまた戻ってきた!
私以外はほとんど家族が来ないし、余り文句が出ないと考えられているらしいのもムカつく。

指を噛み切った時も、絶対わざとやったと思ってる。
ワル知恵が発達してるから。

私の姿を見たり、声を聞くだけで、大荒れになるのよ。
今は、私が来ている昼間は眠っているので、夜騒いでいるんじゃないかと心配。

部屋さえ違っていたら、あんなアホ、相手にしたくないんだけれどね。



ふーみんの姉
2012/06/11 01:44
毎日、大変ですね。
事情が許せば個室に固執指定tだきたいですね。
たんぽぽ
2012/06/11 06:09
たんぽぽさん。

個室に入る気などさらさらない一家です。
家族(奥さん、奥さんの父親、本人の母親)はしっかり働いていて、ウチよりはるかに経済的に余裕があるんですけれどね。
ふーみんの姉
2012/06/11 09:16
>しっかり働いていて
つまり、働いているから病院には来ないわけかな?
来ている家族がうらやましいとか。
なんで、真面目に来ている家族が、嫌な目に

体温落ち着いていますね。梅雨、乗り切ろう
クローバー
2012/06/11 14:08
クローバーさん。

いくら働いていても、少なくとも月に一回は見舞いに来られるでしょうにね。
ウチと大差ない距離なのに。
旦那との家に自分の父親を呼び寄せて、ローンと入院費は、遠くに住む母親(病人の)が払っているとの不思議(母親談)。

奥さんの介護は爪磨きだけ。
女性用の長いやすりを持ってきますよ。
30分も滞在してはいませんね。
どうでもいいけど、スキャンダルもあるんですよ。


とにかく良く眠っていますが、体温その他はまあまあです。
梅雨と夏、それからダイエットがんばりましょう。
ふーみんの姉
2012/06/11 23:15
お疲れさまです!
またまたお邪魔します。
ずっと心配しておりました。
例の可愛げのある?方は相変わらずなのでしょうか?
お姉さん、お疲れではないですか?
早く平穏な入院生活になりますように!

2012/06/20 23:11
風さん。
ご心配ありがとう。

やはり、あれから体調が悪くて、血圧が上がりまくりだったりで夜のPCは基本的に控えてます。

突然あの馬鹿の母親が遠方からやってきてました。
病院側はあれだけの事をこちらに我慢させているのに、知らん顔して何も説明しないのです。
今までの数々の武勇伝も知らないですましている。
ついに決心して私から事情を話して理解を求めましたが、ダメでした。
息子の馬鹿は母親譲りでした。
ふーみんの姉
2012/06/21 09:04
はじめまして。たんぽぽさんの掲示板を読んでから
このブログへたどりつきました。
お隣のベッドの「新之助さん」って棲ざましい患者さんですね。ふーみん君には毎日お見舞いに来てくれる家族がいるから嫉妬して騒いでいるのでしょうね。

「新之助さん」とは違いますが脳梗塞の治療中のために
個室に入ってましたが個室料金が高いから4人部屋に移動したら隣は背中と両腕に刺青をした40代の男性で彼の
見舞い客は看護士さんをよくからかってましたよ。
そんな時は刺青男が「静にせんかい!」と一括したら
「兄貴 すんません」と言ってましたね。

もう十年も前の福岡日赤でのエピソードです。
お大事に
あすお
2012/06/27 08:47
あすお様、ご訪問ありがとうございます。
たんぽぽさんのところでお目にかかっています。
ツイッターされているのですね。
後ほどお伺いしますね。

面白いお話ですね。
どこの病院でもちょっと変わった患者さんがいるのですねえ。
今までにその筋の方にはお目にかかっていないですけれど、長いうちにそういうこともあるのでしょうね。

どうぞこれからもよろしくお願いします。
あすおさんもお大事に。
ふーみんの姉
2012/06/27 12:14

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